2010年12月04日
ヒ素を摂取し生命維持できるバクテリア発見
産業新聞より
【ワシントン=犬塚陽介】
米航空宇宙局(NASA)は2日(日本時間3日未明)、ワシントン市内で記者会見し、普通の生物にとって有毒なヒ素を摂取して生命を維持できるバクテリアを発見したと発表した。
これまでの生物の概念を広げる発見で、同様の過酷な環境の中で存在する可能性もある地球外生命の探索にも大きな影響を与えそうだ。
このバクテリアは、水質がアルカリ性で塩分濃度が高く、人間などには極めて有毒なヒ素も多く含まれる米カリフォルニア州東部のモノ湖で発見された。
研究チームは採取したバクテリアを培養したところ、これまで生物の生命活動に不可欠と考えられてきたリンがなくても、ヒ素を取り込んで利用することで生命を維持していることが確認された。
NASAは声明で、新たなバクテリアの発見で「生命の定義を広がった」との認識を示した上で、「太陽系内で生命が存在する兆候を探索する際にも、より広く、より多様に、われわれの知らない形の生命についても考慮しなければならない」と語った。
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な~んだ、この発表については期待に胸を膨らませて期待していたのに、こんなことか。
・・・と言ったら天文学者、生物学者、オカルティストの皆さんに叱られてしまうでしょうか。
しかし普通に考えてみてください。
地球生物と同じ組成、同じ構造、同じ機能でないと生物とは言えないという矮小な理論でこのだだっ広い宇宙を推し量ろうなんて、愚かしいにも程があると思いませんか。
「我々人間を筆頭に、生物は肺で空気を吸わないと生きていけないから、肺で空気を摂り入れることのできない水中には生物なんて存在するわけがない」と言っているのと同じくらい浅はかです。
浅はかルリ子です。
事実、我々はもう何年も前に地球外生命体と接触し、戦ってきているではないか。
思い出してください。
バルタン星人を。
ゼットンを。
レッドキングを、エレキングを!
そう、我々の周りには地球外生命体の驚異が満載なのです。
・・・冗談はさておき、天文学者であれば、宇宙の広大さについては我々素人より遥かに認識しているはずです。
なのに、その広さに反比例するかのように生命体の存在について懐疑的になっていくのは、どうにも理解できません。
宇宙が広ければ広い程、生命体の存在は絶望的だと言わんばかりです。
私は当ブログでも以前から口酸っぱく訴えてきました。
http://kokoronohitorigoto.ti-da.net/e2422652.html
http://kokoronohitorigoto.ti-da.net/e3254147.html
http://kokoronohitorigoto.ti-da.net/e2199621.html
こんなちっぽけな地球ですら、人類の想像を超える生物が存在するんです。
無限大とも言える宇宙にも人類の想像を超える生物がいて、何の矛盾があるんですか。
そもそも“人類の想像を超える”ことが大事件だと思っていること自体が自惚れ。
人類の想像なんて簡単に超えられます。
宇宙の真理に比べたら、人類の想像自体がちっぽけなんだもの。
何はともあれ、これで少しは学者の目も覚めたことでしょう。
もっと真面目な探査を切に希望するものであります。

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【壺中の天地(こちゅうのてんち)】
《1.俗世界とは掛け離れた別天地。2.酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみ。》
すると、私は毎日【壺中の天地】ってことか。
Posted by ラグランジュ・ポイント at 07:00│Comments(0)
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