2012年06月25日
アニメの進歩
映画『となりのトトロ』が公開されて今年で24年。
未だにその人気は衰えを知らない。
映画が公開された1988年に生まれた、現在24歳の人にもファンは多いし、それこそ今の幼児にも人気がある。
つまり、今の幼児にとっては、自分が生まれる遥か昔のアニメを好んで観ていることになる。
これは、時代を超えて愛される宮崎アニメのストーリーの良さもさることながら、現代の宮崎アニメに比べてもさほどキャラクターデザインに変化が無いこと、また、CGを度外視すれば、24年前には既に現代に遜色の無いアニメ技術が確立されていたことが理由として挙げられる。
言い換えれば、たとえ今『となりのトトロ』が初公開されたとしても、ストーリーにもアニメ技術にも何ら違和感は感じないであろうということ。
これは私の生まれた時代と比べると、大きな変化だ。
"私の生まれた年に放映されたアニメと言えば、『マジンガーZ』、『ど根性ガエル』、『かいけつタマゴン』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『デビルマン』、『赤胴鈴之助
』、『海のトリトン』、『樫の木モック』などが挙げられ、確かに一部では今でも人気があるが、さすがに現代と比べると絵は古臭く、ストーリーに関しては現代にはそぐわないものが多い。"
私がこれらのアニメをトトロに対するような新鮮な気持ちで観られるかというと、さすがにそれは無いし、これらのアニメが当時のままの絵とストーリーで今初放映されたとしても、さすがにトトロ程の人気は期待できないであろう。
私は何も昔のアニメを馬鹿にするつもりはない。
今や世界に誇る日本のアニメの黄金時代を築き上げた立役者であり、いずれも後生に残すべく名作だと思っている。
動きの乏しいモノクロアニメに始まり、荒々しいながらも金字塔を建てた70年代アニメ。
それにさらに磨きを掛けた80年代以降のアニメは、現代でもさほど遜色は感じられない。
現代はアニメ最盛期とは言えないかもしれないが、その技術は徐々に確率され、完成され、安定期に入りつつあるのだろう。
ただ、確かにCGも今後メインとなる重要な技術の一つかもしれないが、連続したストップモーションの芸術である従来のアニメの良さまで失われると、少し寂しい気もする。
今日の名言
【やーい! お前んち、おっ化け屋~敷!】 by 大垣 勘太
Posted by ラグランジュ・ポイント at 07:00│Comments(2)
│時の流れ
この記事へのコメント
、『マジンガーZ』、『ど根性ガエル』、『かいけつタマゴン』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『デビルマン』、『赤胴鈴之助
』、『海のトリトン』、『樫の木モック』も良いけれど、個人的には『あばれはっちゃく』が好きでした。
でも、アニメじゃない…(-_-;)
』、『海のトリトン』、『樫の木モック』も良いけれど、個人的には『あばれはっちゃく』が好きでした。
でも、アニメじゃない…(-_-;)
Posted by gama at 2012年06月27日 01:03
『ケンちゃんチャコちゃん』シリーズや『あばれはっちゃく』は、毎回ヒヤヒヤさせられたので苦手でした。
・・・観てたけど。
・・・観てたけど。
Posted by ラグランジュ・ポイント at 2012年06月27日 08:45