民間事業と公共事業
コストコ渋滞もインフラ整備が遅れていると行政のせいにしたがるし、ジャングリアが引き起こす可能性のある渋滞問題も同じ。
だが、民からのありがたい税金で成り立つ公共事業だからこそ、突発的な民間事業に先んじて(忖度して)インフラ整備が出来るはずもない。
その民間事業が一発ドカンと当たるのならまだしも、当たるか外れるかも判らない賭けに一か八かで手を出すほど行政は無責任ではない。
民間事業であれば、万が一失敗しても一企業の存続と従業員家族が路頭に迷うだけ。
だが公共事業は全民のための責任を負わなければならない。
初めから官民共同での事業ならまだしも、突発的な民間事業に合わせて公共事業を進めるのは非常に困難。
誰もやったことの無いことを誰にも知られずに始めるのが民間事業だし、先例の無い無謀なことにはおいそれと手を出さないのが公共事業。
どちらが良くてどちらが悪いという話ではなく、そもそも性質が相容れない。
なので一歩的に渋滞を引き起こした民間企業を責めるのも対応が遅れている(ように見える)行政を責めるのもお門違いな話。
だが、今後はそういう問題も官民が協力し合って解決させていかないと、両者生き残れない時代がやって来るかもしれない。
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