2024年12月21日

戦争が悪なのであって、兵士は悪ではない


アメリカ人が第二次世界大戦の退役軍人や殉職兵士を英雄視する一方、日本ではそれらを犯罪者のように扱う節がある。

確かに開戦の理由にも問題はあっただろうし、ましてや日本は敗戦国。

さらに当時の思想は現代人には到底理解しがたいものだろう。

だが、それは日本が敗戦国だから生まれた意識の変革であって、あの時に世界を相手に勝利していたとしたら、今のアメリカ以上に傲慢な国だったかもしれない。

負けたからこそ気付いた道徳心だが、同時に愛国心まで失ってしまった。

元軍人に対する意識の違いは、やはり愛国心の違いから来るものなのだろうか。

戦争は絶対に繰り返してはいけない悪だが、だからと言って当時の日本兵を悪者扱いする思想だけは持ち合わせたくはない。

当時には当時の思想があって常識がある。

それは現代人である我々には理解の出来ないもの。

理解が出来ないからこそ、無闇に批判するものでもない。

ならばせめて哀悼の意を表したい。




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Posted by ラグランジュ・ポイント at 07:00│Comments(0)エセ哲学
 
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